10月10日(金)
丸岡さん企画の秋のクルージングは低気圧が東に去り、文字通りの天候に恵まれたクルージングになりそうな期待感を持てる日和となりました。せっかくの企画にもかかわらず、参加者は結局2名となり、若干寂しい船出となりました。
午前10時集合、言いだしっぺの丸岡さん、若干の遅刻。飲料水の補充、エンジン点検など出港前チェックを行い、 エンジンオイル 90%、ビルジ無し、燃料3/4 燃料予備 20l ポリタン2個満タン、1つが1/3程度。 10時35分離岸、一路本日の目的地、三浦三崎港を目指す。 南風 2m程、
3000回転で順調に西側の航路を南下、三浦海岸沖で後ろから追ってきた40fクラスのヨットに抜かれ悔しい思いをしながら、剣崎沖からの定置網を避け、夕暮れ迫る三崎港に17時30分に着岸。何とか天気はもってくれていたが、三崎港に入り小雨に降られてしまった。三崎港は翌日のヨットレース参加のため、可なりの込みよう。通船乗り場の隣になんとかスペースを見つけることができた。
10月11日(土)
予報では天気は崩れるとのことだったが、晴れ、北東風 2mほど、波なし。
7時10分に離岸、本日の目的地、昼の初島に向けて、3000回転での機走で快調に進んでいた。8時30分ごろ、排気口より燃料が漏れているような油膜の筋が出ており、緊急機関停止。丸岡さんがエンジンチェックすると、エア抜きボルトより燃料がじゃじゃ漏れ。大熊さんに緊急連絡を入れるも電話に出てもらえず、西尾さんに中継依頼。大熊さんより連絡も貰い、応急処置として、エア抜きボルトにテープを巻き、燃料漏れに対処。文章で書くとたった2行ながら波に揺られながらでの作業で簡単には行かず、さしもの丸岡さんも船酔い。藪下もつられて船酔い発生。三崎港向けて帆走していたが、何とか燃料漏れの応急処置もすんだことより、機走に切り替え、目的地をメガニックのいるシーボニアに変える。(油漏れしているときは三崎港は避けるべき、との大熊さん指示により)11時45分、シーボニア着。メカニックに診てもらい、シールテープによる応急手当は不可となり、燃料フィルター自体を取り外し、作業場で新しいネジ山を切ることとなった。その間、ちょうど30分くらいとのことで、昼飯をレストランにて取ることとした。汗まみれのまま、高級ヨットクラブでビーフカレーを食べる。1時前に修理終了の連絡を貰い、結果ラッキーなことに予備品があったとのことで、燃料フィルター取り換えで済んだ。
13時30分にシーボニアを出港、風、波の全くないべた凪状態の中、ここで引き返すのも悔しいので、伊東まで直行することにした。 初島近くなり、夕焼けに黒富士山が綺麗に見ることができた。伊東のヨットハーバーには日暮れ後18時25分に到着。
10月12日(日)
前夜、大熊さんより風、波ともに厳しい予報を聞かされていたが、正にその通りの天気になった。波は1.5m程度ですが、三角波で白波が立ち、風速8-10m程度。 停泊料支払いのため、8時50分出港、3時間ほど押し寄せる波に強烈なピッチングに悩まされた。その後、若干風も落ち、7mくらいで波も落ち着いてきたので、帆走を1時間ほど楽しむ。6ノットで快走できた。今日は早めに保田に着き、人並みな風呂と飯、美味しいお酒を飲みたいという意見に一致。機帆走で17時に保田に到着。フェスティバルは前日の土曜の筈だが、可なりのヨット、ボートが停泊しており、結局一番奥のヤマハ26に横抱きしてもらい、漸く一息ついた。
10月13日(月)
ビルジが若干多目と言う以外、特に問題なく朝7時に出港。伊東で燃料を補給したこともあり、3/4ほどの量があるので、そのまま出発。3000回転で一路夢の島へ。 8時30分ごろ、ちょうど浦賀ベラシスが真横に見える千葉県沖、保安艇が浦賀航路で監視しているところを過ぎ、いやらしいねーなどと軽口を叩いていたところ、突然、エンジン出力がみるみる落ち、ストンと停止してしまった。浦賀航路も近いことでもあり、また保安艇が睨んでいそうなので、至急セールを揚げて帆走に切り替えた。ちょうど風は北東の風、5-6mあり、タックを繰り返し繰り返し、バテバテになりながら観音埼を越えた。ここからは北風を受けて、第二海保目指してアビームで帆走。4-5ノットを維持した。丸岡さんが再度エンジン修理に挑戦、結果、燃料タンクのバルブの開きが不十分だったようで、全開し、再始動可能となった。一時は帆走による横浜ベイサイド入港も考えたり、やはりBANを呼んで入港することなど不安で一杯。大熊さん、毛利さんにアドバイス頂くなど、すっかりご心配をおかけしました。 10時半ごろにエンジン再始動、ちょうど第二海保の手前より機走することができ、15時10分、無事に夢の島マリーナに到着。
藪下(記)
0 件のコメント:
コメントを投稿